空間関係検査試験〜2つの立方体の回転〜
ほぼ必ず出題されます。
実際の問題冊子には
「二つの立方体を指示どおりに回転移動させた後指定方向から見ると、立方体上の点ア及び点イがどのように見えるかを判断する検査です。」と説明があります。
簡単に言うと、立方体をコロコロしてその内の一点がどこに行ったかを当てるものです。
まずは実際の説明及び問題を見てみましょう。
このように、移動後の点ア、イが前後軸・左右軸のいずれかから見てどこにあるかを判断します。
さて、私の解き方を書いてみようと思います。
言葉で説明するのは非常に難しいですね。
上記に書いてある説明とほぼ同じことを言っています。
練習問題を用います。
まずは問題の選択肢にあるような十字を書きます。
その際に指定方向軸の、自分側にあるものを手前におきます。
練習1の場合ですと、Sを手前側に考え、十字の右側がE、左側がWといったかたちです。
その後回転させていくのですが、1つ基準となる面をつくります。
例えば点アにおいて、【W-U】で作られる面を考えてみます。
この基準面がどこに移るのかを考えるのです。
最初の移動(WO→UO)において、【E-U】で作られる面に移ります。
2回目の移動(UO→NO)において、この【E-U】は、【N-E】で作られる面に移ります。
つまり、【W-U】の面は【N-E】に移るということです。
この基準面の移動ができると、立方体が最終的にどのような位置に回転したのか、見えやすくなります。
そして、最初に書いた十字に、その移動後の点アの位置を記入します。
同様に点イに関して。今度は【E-D】の面を考えてみましょう。
1回目の移動(DO→SO)において、【S-E】に移り、
2回目の移動(SO→EO)において、【N-E】に移ります。
再び最初の十字に点イの位置を記入します。
このようにして移動後の2点の位置がわかりました。
適性検査 練習1
— ATCJapan: 航空管制官へ (@atcjapan_info) January 25, 2018
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どの面を選択するかは自由です。どの面でも可能なわけですから。
そこは練習をして自分のやり易い面を即時に作れるようトレーニングして下さい。
また移動後の点ア・イについては、まずは先述のように1つ1つ面を移動させて、どのように移動するかを確認してみて下さい。
慣れてくるとポンポンっと出来るようになりますし、さらに慣れれば頭の中で1発で回転させてすぐに十字に書き込むことが出来るようになります。
慣れるまでは、実際に本物の立方体をクルクルしてもいいかと思います。
私は100均で木製の立方体を購入しました。
ビニール製のおもちゃの大きなサイコロなどでもいいかもしれません。(他の問題パターンにも使えます)
さて今度は、指定方向軸が自分とは反対側から見る時を考えてみます。
この例題で言うと、練習3です。
自分側にあるものはSですが、指定方向はNです。
この時も同様に十字を書きますが、先ほどと同様にまずSを手前側に考えます。
そのまま先ほどと同じように回転させ、最後にその十字を左右反転するとそれが答えです。
このような反対方向から見る場合の十字には、最後に左右反転させる事を忘れないために、十字の線を2重にしていました。
素早く解いていかないといけないので、最後に反転させるという細かいことはつい忘れがちになってしまいます。
ケアレスミスを無くすためにこのような工夫をしていました。
先ほどと同じように、基準面を決めて回転させていきます。
適性検査 練習3
— ATCJapan: 航空管制官へ (@atcjapan_info) January 25, 2018
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「基準面をつくり、その面がどこに移るのかを考える」
「自分と反対側から見る場合は、まずは手前側から見た場合を考え、最後にそれを左右反転する」
これが私なりの解法です。
上でも書きましたが、最終的に頭の中で1発で回転させられるよう、ぜひトライしてみて下さい。
またきっと、他にも解法はあると思います。
自分なりの解法を見つけてみて下さい。
(図は「航空管制官採用試験」「適性試験[1部](http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/mondairei/mondairei_24.htm)より引用)
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