傾向〜判断推理〜
基礎能力試験は、国家専門職のそれと同一のものが出題されます。
過去の出題の傾向から、どの分野からの出題が予想されるかを絞ってみました。(といってもただスー過去の情報をもとにしただけです)
最終的にこの範囲を重点的に勉強しました。
よかったら参考にしてみて下さい。
分類は、スー過去の表記に準じます。
- 形式論理より「集合」
近年は3種類の集合を考えさせる問題が中心のようです。
集合の関係を考える問題はベン図、要素の個数を考える問題ではキャロル図、と問題に応じて使い分けできるようにしてください。
また、要素の最小個数を考える問題も押さえておくといいかと思います。
(ex. 50人のうち、水泳を習っているのは30人、そろばんは22人、パソコンは11人、習い事をしていないのは6人。これから確実に言えることは?云々。)
- 形式論理より「命題」
こちらも頻出です。
単なる対偶や三段論法だけでなく、ドモルガンの法則、命題の分割、必要条件十分条件、命題の真偽・真偽分類表、、、など、幅広い範囲から出題され、またレベルも高いため要注意です。
(ex. 「釣りが趣味の人は、読書が趣味」「読書が趣味な人は、写真が趣味でない」「ゲームが趣味な人は、映画が趣味」「写真が趣味でない人は、映画が趣味」云々→以上から言えることはなに??)
- 文章条件からの推理より「対応関係」
ぼぼ必ず出題されます。
どれだけ正確に条件を読み取れるかがポイントで、加えてそれからさらに推察できるか、も重要になってきます、
他の範囲、例えば「順序関係」や「位置関係」、「試合の勝敗」は、この「対応関係」の派生系とも言えるので、まずはこちらを必ず押さえてください。
十分に過去問に目を通して、複雑な内容にも対応できるようにしておいてください。
(ex. A〜Eの5名の履修状況は「全員3科目以内」「政治学は2人」「経済学は2人でうち1人はA」云々…→確実に言えることはなに??)
- 文章条件からの推理より「発言推理」
1つ1つの発言が持つ意味や内容を丁寧に考えていきます。
その発言から、どのような結論が論理的に結びつけられるのかを考えましょう。
複数の発言の組み合わせによって可能性が限定されていくので、パターンを読み取り、時にはベン図や論理式、真偽分類表などを活用して機械的に処理して冷静に解いていきます。
(ex. 7人のうち2人の発言だけ正しい。A「私はテニスができない」、B「Cはテニスができる」、C「Bの発言は間違いである」、D「BCの発言はいずれも間違いである」云々…→では正しい人は誰??)
- 数量条件からの推理より「数量関係」
判断推理・数的推理といった明確な分類のしにくい問題が増加しているようです。
数の組み合わせを考えたり、場合分けをしたり、あるいは数量条件の意味そのものから考えなければならない、推論的要素が強いです。
ですので、問題中にある数量条件を正確に把握することがまず必要であり、図や表、グラフを活用して、数量どうしの関係を目に見える形にしてみるといった工夫が重要になります。
(ex. 「A〜Eのコインは枚数が異なり全部で60枚」「BはAより2枚多く、Eより6枚多い」云々…→正しいものはどれ??」
- 空間図形より「立体構成」「立体の切断・回転・結合」
まずは正多面体、準正多面体などの多面体、面・辺・頂点の関係、平面による切断や展開図における性質や法則を確実に理解しておきましょう。
空間図形の分野は、基本知識の有無が正答に直結する傾向があるので、幅広く確実に基本事項をまとめておいてください。
立体の切断回転結合は、管制官試験の適性検査とは別のものですが、頭の柔軟性ということで必要になると思います。
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