面接カード

2次試験の前に準備しておくものとして、面接カードがあります。
これは1次試験合格者に送られるもので、事前に記入して試験当日に持参します。
午前中に提出し、午後の面接では試験官がこれを見ながら面接を進めていくというかたちです。

「人物試験の際に質問の参考資料として使用するものであり、記入内容が直接評価に影響することはありません」と書いてあります。
「出身校や会社名などが特定される記入は避けて」ともあるので、この面接カードを基に純粋に人間性を見られるのだろうな、という印象でした。

その内容ですが、以下のようなものでした。
もしかしたら年によって変わるのかもしれません。

  1. 志望動機・自己PR
  2. これまでに取り組んだ活動や経験
  3. 最近関心や興味を持った事柄


②においては、
  • 学業や職務において
  • 学校生活やサークル活動、アルバイトなどの社会的活動において
の2つの項目があり、それぞれ達成感を感じたり力を入れてきた経験について簡潔に書け、とあります。

また③では「社会生活、時事問題、社会情勢など」と指定があります。

A4の紙にそれぞれ4行ほどの記入スペースです。
面接カードで大きくアピールしていた内容に関して、違う形で何度かアプローチされました。
試験官が面接カードで気になったところを重点的に聞いてくる印象だったので、ボロが出ないよう基本的に全て本当のことを書いた方がいいかと思います。(当たり前か)



以下は市販の対策本などに書いてあることで、あまり参考にはならないかもしれませんが、備忘録として書いておきます。


  • 面接カードは早い段階で何度も推敲を重ねる
一発勝負ではなく何度も書き直すことで、文章がスマートになり、また面接で聞かれた時にどう返すのか頭でまとまっていきます。

  • 記入するのは前日ではなく、数日前までに余裕を持って行う
なんだかんだ綺麗に丁寧に間違えなく記入するのは、かなり体力集中力がいります。
間違えたら1から書き直すのがスマートでしょうし(修正液等でもいいのかもしれないが)、例えばボールペンが出なくなった!違う太さのペンしかない!!といったことにならない様、早め早めの準備をオススメします。

  • 面接官の質問を誘導するかのような内容、記入の仕方にする
上で書いたように、面接カードをもとに面接が行われます。
そこに大きなトピックを提示しておけば、面接官は食いついてくるはずです。
全て書きつくすのではなく、相手が食いつきやすいように、質問の余地を残して記入して下さい。
私はある事柄の大枠だけ書いて面接官の興味を引くようにし、結局時間の半分以上その事を話していました。(もちろん自信を持って取り組んでいた分野だったので堂々と答えられました)

  • 出来るだけ管制官の仕事にリンクさせられる内容にする
いずれの質問においても「ではそれは管制官の仕事とどう繋がるか」という事を頭において下さい。
人間関係、コミュニケーション能力、ストレス対処法、集中力などはよく問われるところではないでしょうか。
記入内容がそれらとどうつながるのかを考えてみて下さい。

ATCJapan

航空管制官になるための対策をなんとなく綴っています。 よかったら参考にして下さい。

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