日本語面接の対策

私は他の公務員試験は受けておらず、尚且つ入社試験なども多くは経験していないので、比較することやアドバイスできる立場ではないと思うのですが、少しだけ書いていきたいと思います。


まずは「公務員試験の面接とは?」というところから始まりました。
最初に「現職採点官が教える!合格面接術 2018年度」を購入しました。(現在は2019年度版があります)

正直これは、微妙でした…
というのも、内容はすごく簡単なもので、尚且つ解説もありきたりな常識的なものでした。
よっぽど所作に自信がない人にはいいかもしれませんが。


この本をパラ読みした後、
「公務員試験はそこまで難しい質問はこないのかもしれないな」
「航空管制官の試験は一般的な質問が多いのかもしれないな」
という(謎の)結論に至りました。
これはあくまで私のイメージです。異なる場合もあるのかもしれませんし、もちろん用心するに越したことはないでしょう。
ただ私のイメージとして、面接と言えばGoogleの入社試験のような変な複雑なもの、という固定観念があったので、それと比較すると明らかにシンプルなものしか問われないな、と思ったまでです。


そうなると後は、基本的な質問に対する想定問答と、面接シートに記入した内容、そして自分が自信を持って話せる分野の整理を行いました。

想定問答については、皆さんは大学や予備校等などで対策があるのかもしれません。
とりあえず私が準備していたものを例として挙げます。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 学生生活、ボランティア活動、仕事で力を入れてきたこと、印象に残っていること
  • 人間関係トラブルへの対処
  • 最近関心を持ったこと(時事)
  • 最近感銘を受けた本
  • 趣味や特技
  • 性格、長所、短所
  • ストレス耐性、対応力
  • コミュニケーションについて
  • どのような仕事をしたいか
  • あなたにとって仕事とは
  • 今までの大きな失敗
  • 今のあなたの課題
  • 公務員の不祥事について
  • 自己PR
  • 何か質問はありますか?(逆質問)

もう少し細かく準備はしていましたが、大まかにはこのようなものでした。
特に管制官の面接においてよく聞かれると言われるのが、コミュニケーション能力とストレス耐性についてです。
どちらも管制官として働く上で重要になってくることです。
重点的に対策をしておいてください。


それぞれの質問へ、一問一答のような個々に独立した回答になるのではなく、お互いリンクし合えるようにどんどん深めていきます。

例えば
「サークルで部長をしていた」
という回答について。
一問一答で答え終わるのではなく例えば
→「強い責任感を持ちコミュ力高い人間だ」
→「もちろん意見がぶつかる時もあった」
→「その時に密なコミュニケーションをとり、皆の意見をまとめた」
→「やはりストレスを感じたが、その時のストレスは、〇〇で乗り越えられた」
→「そこから得た経験は〇〇」
→「同時に自分の課題も見つけられた」
→「そのことから働く上で〇〇したいと思ってるし、これは管制官にも活かされるだろう」

今パッと思いついたものでも、1つのトピックからこれだけ枝葉がつけられます。
1番頭の質問は当然答えられるとして、例えば途中にある質問が来た場合も、上下流へうまく話を続けられるのではないでしょうか。
このように、想定問答同士互いにリンクさせあって、どの問題がきてもそこから話を膨らませることが出来るようになっておくと最高でしょう。

こうするためには、自分の頭の中で明確にストーリーを組み立てておかないといけません。
出来ることなら、この想定問答について「マインドマップ」を書いておくことをオススメします。

よく耳にする言葉かもしれませんし、もうやったことあるよという方もいるかもしれません。
これはなかなか侮れませんよ。
余裕があったらぜひ考えてみてください。


そしてさらに余裕があれば、各々の回答が最終的に管制官にどうつながるのか、まで考えてみましょう。
ただ単に自分のアピールをすることにとどまらず、そこからさらに一歩踏み出せる、特に将来につなげることが出来ればより良いでしょう。


私はまずは、想定問答の一対一対応の回答を準備しました。
想定問答をしっかり言葉で詰まらずに返答できるか。きちんとした言葉のチョイスを考えます。
その後例によって話を膨らませていくわけですが、私はシャワーを浴びる時間がその時間でした。
側から見ると不審者ですが、シャワー浴びながらブツブツ独り言を呟いてました。
回答がある程度まとまってくると今度は、質問者の立場になって考えます。
あ、今この人はこういう返答してきた、ということは次にこのことが聞いてみようかな!といった感じです。
一人二役ですね。
これはかなり有効でした。
質問者の立場に立って考えることで、思ってもいなかった質問、例えばこの点とこの点がリンクして新しい質問になるんだ!!といったように、また新たな問題に出会えるでしょう。

後付けに聞こえるけど、シャワーの時にそれをやったのは、実際に口に出すことの重要性と、それをかき消すシャワーの音です。
さらには心身リラックスする時間ですので、ふとナイスアイデアに遭遇する確率が上がるのではないかな、と思います。
そしてこれはずっと早い段階から出来ることで、何度も何度も口ずさみ、何度も何度も頭の中で推敲を重ねることができることです。


私はちゃんとした2次試験対策は面接カードも含めて、試験の2週間前あたりから始めました。
なんとなく大丈夫だろう、という根拠のない自信があったからです。
ただそれより前に、1か月前頃からシャワーでの独り言は始めていました。
ただやはり、最後の方は少し焦り気味でしたし、面接カードは本当にギリギリになってしまってかなり焦りましたので、早めに対策するに越したことはありません。
まずは面接カードに記入した内容を必ず押さえてください。
主にここから問われると思われますので。

他の公務員試験や入社試験などを受ける際にも必ず活きてきますので、この機会に頭の中を少し整理してみてはいかがでしょうか。

ATCJapan

航空管制官になるための対策をなんとなく綴っています。 よかったら参考にして下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000