空間関係検査試験〜1つの立方体の回転〜
実際の問題冊子には
「表面にマークが描かれた立方体を、指示された二つあるいは三つの方向へ、順に転がしたとき、手前を正面として立方体を真上から見るとどのように見えるかを判断する検査です。」とあります。
簡単に言えば、サイコロを軸に沿って回転させ、その表面の模様がどうなるのかを問われる問題です。
過去に平成26年、22年、19年に出題されていますので、そろそろ来るのではないでしょうか。
例題を解いていきましょう。
まずはこの図を見てください。
このように立方体の表面に、マーク(今回はハート❤︎)が描かれており、これをN,S,E,Wの4方向に回転させていきます。
マークは毎回異なっており、車や音符、矢印標識など、様々なものがありますが、やることは一緒です。
まずは実際にどうなるかgifで回転させてみましょう。
- 「W-1」をやってみます。
これはW方向へ1回回転させる、という意味です。
W-1
— ATCJapan: 航空管制官へ (@atcjapan_info) March 2, 2018
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最後に上から見たものがどうなったのかが正解となります。
さて、私なりの解法です。
最終的に上の面にくるハートマークがどれなのか見当をつけます。(これは頑張って下さい、マークは2つなので最大でも2回考えたら出来ます)
そしてそのハートマークの先がどこを向いているかを見ます。
マークが回転方向に垂直にある場合と、マークが回転方向に水平にある場合の2パターンを考えなくてはなりません。
まずはマークが回転方向に垂直にある場合。
今回は右側の面の下ですね。ハートの先を星マーク★で表します。
そしてこの星マークの対面にある辺を①、そのすぐ隣の辺(上面にあるもの)②、またその対面を③、さらに隣の辺(奥の面にあるもの)を④とします。
- ここで「W-1」の回転をしてみましょう。
この時星マークは、②に移動します。
[①.②]と2つ移動する訳ですね。
ですのでハートマークの先は、②を向いているということが分かります。
W-1
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同様に、ハートの先が角を向いている場合も考えていきます。
先ほどと同じように①から④まで番号を振っていきます。
- W-2を考えていきます。
やることは同じです。
星マークは②→④と移ります。
即ち、[①,②][③,④]と2つずつ移動していきます。
W-2
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つまり、マークが回転方向に垂直にある場合
「マークの先が辺か点、どちらを向いているかを考える」
「最初の基準となる点から2つずつ移動させていく」
ただこれだけで解答できます。
続いて、マークが回転方向に垂直にある場合。
これは先ほどと同様に考えると、基準となる点(星マーク)から1つずつ移っていきます。
- 例えば今回は「W-2」を考えてみましょう。
例えば以下の図において「W-2」を考えてみると、基準の点(星マーク)は1つずつ移動していきます。
W-2
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マークが回転方向に垂直にある場合は、移動は1つずつです。
- では「W-1, N-2, E-1」をやってみましょう。
W-1, N-2, E-1 #ImgPlay pic.twitter.com/fb8U45fDQQ
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いかがでしょうか。
これはただ数えればいい問題なので、非常に分かりやすく、時間もかからないため得点源となりやすいものだと思います。
すぐ慣れると思いますよ。
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